20世紀少年の"ともだち"についての考察

もうすぐ19巻が発売されます。月並みですが"ともだち"について書こうと思います。
僕はともだちはドンキー・フクベエだと思います。
ドンキー厨と呼ばれてもしかたないかもです。


少なくとも2015年まではともだちはフクベエで、フクベエが殺されてからはドンキーになったと思います。


ドンキーは「嘘が嫌い」だと言っています。 何事も本当じゃないと気が済まない性格なのではないでしょうか?


あと、小泉やヨシツネ、万丈目が進入してきたときのヴァーチャルアトラクションのとき、 覆面男はものすごい勢いでクリアしていった(=足が速い)。
そのとき、覆面男は(ここでは仮にこの覆面男がドンキーだという事で話を進めます)トリックで首吊りをしたのに死ななかったフクベエを無理矢理殺そうとします。
この行動は死ななかったという嘘を自分の手によって本当に変える(ドンキー自身が行動して本当の事にする)という意味での行動だと思います。(実際、このあとフクベエは死んで?"無"になったのでV.A.は強制終了された)


また、よげんのしょはケンヂたちが作り出した嘘のもの。 それを本当の事にしようとしたのも、やっぱりドンキーなのかなぁって思ってしまいます。
また18巻の覆面男の最後のせりふ。「フクベエだったらどうしただろう?」
ドンキーはよげんの書を本当の事にしようと言う考え、
フクベエはしんよげんの書を本当にしようと言う考え。(フクベエはよげんの書の内容だけでは物足りず)
それぞれの書物は、彼らにとってのそれぞれの正義の形です。このとおりに自分が行動すれば、自分は正義の味方になれるという考えを持っているでしょう。
しかし、よげんの書とは一部想定外の現実(無論、しんよげんの書の内容もそう)になってしまったため。覆面男はどうすればいいかわからなくなってしまった。この覆面男のせりふはその場面での漏れた一言だと思う。


ヴァーチャルアトラクションでカンナがドンキーに「正義の味方になって地球を救うのよ」って言ったから ドンキーは自分の正義を信じ確信犯的(正しい意味)に"ともだち"としてここまで来たのではないでしょうか?
そのときのカンナのせりふ。「人は死んでも記憶に残る。」
ドンキーは「うん、それは科学的だね。」
(でもあくまでもヴァーチャルの中での会話だからなぁ)
ドンキーは科学的と言う名の下に自分の正義を貫き通しています。


ドンキーは理科の先生だから細菌にも詳しいと思うし、どっかでトチ狂ったのかなぁ。
あとは13番はドンキーの元教え子だからいろいろ知っていると思うけどなぁ。
13番は隠れた最重要人物。

あと、春波夫の描いたともだちの似顔絵は、車の振動で髪の毛を書いているときに天パになって、ドンキーの髪になったんじゃないかなぁっておもう。(これは冗談だけどw)