幸は続くもの。

最近不幸ごとが僕の周りで続いている気がする。
先日、僕が通っていた高校の演劇部の現役の女の子が亡くなった。
突然の知らせでびっくりした。通夜はいけなかったけど葬儀には行った。

悲し
みであふれた、けど僕は泣かなかった。――


――一昨年、僕と同い年の同じ高校だった友達が亡くなった。
僕はそのときめっちゃ泣いた、顔がくしゃくしゃになるまで。
しかし一緒に来ていた友達は泣いてなかった。そこで僕は聞いた。
「お前は人が死んで悲しくないのか」
すると彼はこういった。


悲しいけれどここで泣いていたら(亡くなった友達と)悲しい顔のまま「最後の別れ」になる。
だから、いつもどおりのリラックスした表情でいるんだよ。
彼を気持ちよく送り出すために……。
泣き顔より、普段どおりの表情のほうが友達もうれしいだろう。


屁理屈にも聞こえ無くはなかったけど、僕にはすごい説得力があると思った。
「お前は強いんだね」
その日以来、不幸事では泣かないように心がけた。
無理に泣いて偽善ぶるよりは、ねぇ。



主題とはそれたが、常に「幸」は動き続ける物だと思う。
自分しだいでどちらに転がるのか決まると思う。
あとは自分の考え方、気の持ち様。
「1000円も落としてしまった
「1000円しか落とさなくてよかった
どちらが不幸にみえる?